ニュースレター2021年7月

　5月に行われたGRC21〜Global Returnees Conferenceを経て、地域での帰国者受入れの働きへの励まし、また、新しいミニストリーの可能性への広がりへと、祝福が継続しています。地域の帰国者ミニストリーは、GRC21の地域別ネットワークの時間が地域での帰国者受入れについて考える機会となった様子です。コロナ禍で対面で会うことが難しい中にありますが、オンラインでの集まりを開催しつつ、地域の帰国者の励ましに関わってくださっています。



　新しいものとして、今月、「R35+」という集まりが始まりました。「プラス」と書いて「アップ」と読むのですが、35歳以上の帰国者のための集まりへの声があり、第1回目のオンラインでの集まりが開催されました。初回は25名くらいの参加者がありました。リーダーからの集まりへの思いの分かち合いの後に、たっぷり時間を取った3〜4人のスモールグループの時間では、35歳以上ならではの分かち合いがなされたようです。このミニストリーに関わる方をさらに募集し、8月にこれからを考える会を開催する予定になっています。様々なライフステージにある帰国者を幅広くフォローアップしていく機会になるようにと期待しています。

　GRC21で行われた地域別ネットワークから、地域での祈りが引き続き積まれていることに励ましを受けています。中四国・九州グループは、GRC21後、5月下旬にオンラインで再会し、地域の帰国者への思いを再び共有しました。その後、関西の帰国者集会ANRKの協力を受け、一緒にANRKオンライン集会に参加して共に祈り、また7月中にも祈り会を設けることになっています。地域にいる帰国者を覚え、具体的に名前を上げて、涙して祈っている姿に、帰国者フォローアップは祈りから始まるのだと、改めて感じました。積まれた祈りに向き合ってくださる神様をたたえます。

　GRC21のスピンオフ企画であるC-link21が、7月10日、17日と2週に渡って、オンラインで開催されました。今回のテーマは、「オンライン礼拝＆オンライン教会〜オンラインによるアプローチを神学的に検証〜」。あえて、賛成と反対のディベート形式で、オンライン礼拝とオンライン教会を考えました。「何が正解か」ということではなく、「なぜこのように行うのか」という問いを持ち続けることの大切さを学ぶひとときとなりました。

集会の動画をご覧いただくことができます。
オンライン礼拝：https://youtu.be/taAVU2Flcy4
オンライン教会：https://youtu.be/iRrnawmvtaU

　JCFN日本では、現在、夏季特別献金を募っています。日本事務所では、今年4月から新しく主事を迎え、働きの拡大を期待しています。新しい体制でミニストリーが前進していくためには、経済的な必要があることも事実です。主事支援に加え、日本事務所の必要についても、ぜひ覚え、お祈りください。特別献金は8月31日まで受け付けています。

　詳細→　https://bit.ly/2021fundraiseJP

　日本にある教会や海外で信仰を持たれた「帰国者クリスチャン」に関わる機会や思いのある方々に、「帰国者クリスチャン」を知っていただき、寄りそっていただきたいと、2010年、OMFの横山好江師とJCFNと合同で、「帰国者クリスチャンを理解するために」という小冊子を発行しました。発行から10年、JCFN30周年を記念し、この小冊子を製本し直しました。そして、日本にある教会・神学校・宣教団体の方々に贈らせていただきたいと思っています。

　申込み→　https://bit.ly/GiveURC

　いつも岡田家を覚えてくださり、ありがとうございます。7月後半になり、夫・朋記の高校も、長女・咲希の幼稚園も夏休みになりました。夏の間は、幼稚園の預かり保育、また、次女・佑唯は変わらず保育園にお世話になって過ごしています。

　7月は私の誕生月となりましたが、歳を重ねる喜びよりも、共に祝ってくれる家族の存在を喜ぶことを体験し、神様に感謝する7月の始まりを迎えました。JCFNの働きも14年、7月から始まった新しい年度で、5期目に入りました。長きに渡り、祈り、支えてくださった皆様に感謝します。実は、この数カ月間は、少しバーンアウト気味な疲れを感じていました。このタイミングに、客観的に状況を見つめる機会、状況についての対話の機会、祈りの機会、聖書に向き合う機会が与えられ、誕生日を機に、「自分に優しく」をテーマに新しい年度を迎えることとなりました。自分に優しく、神様にお仕えし、神様が機会を与えてくださる方々にお仕えしていくことができるように、ぜひ、頭の片隅に覚え、お祈りしていただければと思います。新しい年度、新しい任期（4年間）もご支援、よろしくお願いします。