2008年10月アーカイブ

ニュースレター10月

 

つい先日まで、日中は30度を越える暑さで、一体どうなることやらと思っていましたが、10月も半ばに入り、カリフォルニア州ロングビーチもやっと秋らしい気候になってきました。皆さんのいるところはいかがでしょうか?この時期は、日本の秋の紅葉が恋しくなります。それぞれの場所で秋を楽しんでください!

 

夏休みから新年度へ■□

夏休みを終え、9月より、アメリカの学校は新年度が始まりました。学びを終えた学生は日本へ帰国し、新しい生活をスタートさせています。空港へ見送りに行く度に、神様があえて海外に送り出し個人的に成長させて日本に送り返していくという、神様の大きなご計画の一部を見させていただいているようで、神様の大きさを感じます。もちろん別れは寂しいですが、その先に待っている、更に一段階上がった神様の働きが繰り広げられるようにと祈ると楽しみでもあります。しかし、その間にある移行期間は逆カルチャーストレスを受け、少しつらいかもしれません。ストレスのときこそ、神様の手をしっかり握っていられるように祈ります。ぜひ、一緒に祈ってください。

新学期が始まるとき、学生ミニストリーにとってもいい意味で仕切り直していくことが大切になってきます。9月頭には、APU(アズサパシフィック大学)で行われている、フライデー・ジャパニーズ・フェローシップのスタッフのための2日間のリトリートに行ってきました。JCFNスタッフはリトリートに、「コンサルテーション(外部の目からミニストリーを見、発展させる)」という立場で招待されました。今回のコンサルテーションが通算3回目でした。

その内容としては、この秋学期にスタッフとして立てられているひとりひとりがお互いのことを知るための分かち合いやゲームを行いました。どのような性格を持っているのか、チームで働いていくときに、お互い何を知っていたらいいのか、また、それぞれが神様から与えられているSHAPEを確認し合いました。(SHAPEとは、S:霊的賜物、H:心、A:能力、P:性格、E:経験のことで、これによってそれぞれが形作られていると考えます。)そして、秋学期のゴール設定と具体的な計画。先学期を振り返りながら、スタッフ間、ミニストリーに来るノンクリスチャンたちとの間において、何を継続させ、何を改善していき、何を取り入れていくのかということを話し合いました。

APU Friday

APUフライデーは10年以上も続いている日本人ミニストリーで、大学キャンパスのミニストリーとして、このように続き、実を実らせているのはアメリカ中を見てもこのミニストリーだけのように思います。非常に面白いことに、APUフライデーの特徴として、ミニストリー内でクリスチャンになった学生たちが、スタッフになり、ミニストリーを続けているというサイクルがあります。次世代を育てることを必然的にしているミニストリーだからこそ、続き、実を実らせているのかもしれません。コンサルテーションという立場でその場に居合わせていただき、「こんなに若いのに、しっかり、神様の働きに思いをとめ、参加しているなんてすごいなぁ。」と感動させられました。彼らの卒業後が楽しみです。

 

続・OFFICE ALONE!?□■

前回のニュースレターに書きましたが、8月より、1人体制でアメリカのJCFN本部で仕事をする日々が続いていました。その話には続きがありました。ミニストリーの楽しいところは、仲間と一緒に神様の働きを見、祈り、行っていくところなのであると、改めて思いました。もちろん、日本でも同じチームの仲間たちがいて、一緒にミニストリーに加わっていますが、直に話し、一緒に祈ることができずに毎日働くというのは、かなりきついです。そうこうしている内に、9月半ばには仕事をこなしていても、やる気を得ることができなくなっていました。喜んですることができないのであれば、一番神様が悲しまれるだろう・・・。そのように思い始めたら、なおさら、落ち込む・・・という悪循環。1人で働くことの落とし穴を体験したようでした。

「ですから、私は、キリストのために、
弱さ、侮辱、苦痛、迫害、困難に甘んじています。
なぜなら、私が弱いときにこそ、私は強いからです。」 
2コリント1210

ある晩、夜中に目が覚め、いろいろと考え始めたら悲しくなって涙が止まらなくなってしまいました。何で泣いているのかもよくわかりませんでしたが、とりあえず、「もう無理だ・・・」と思い、悲しくてたまりませんでした。そこで神様に、「どうしたらいいでしょうか?」と聞いてみたところ、「とりあえず、聖書を読んでみたら」という思いにさせられ、聖書箇所を開き、読み始めました。何か、聖書の中から気づいたところがあったわけではないのですが、なぜか、読んでいたら涙が止まり、だんだんと興奮していく自分の姿がありました。「神様の言葉がここにあるんだ。」そう思ったら、自分は弱くても強い神様の言葉にすがることで大丈夫なのだと確信しました。その晩は逆に興奮して眠れなくなってしまったくらいです。当たり前なのかもしれないのですが、そのことを再確認させていただいたことで、今は、「私とって、落ち込むことには意味がない」と思うようになり、やたらと元気になりました。祈ってくださった方が背後にいらっしゃったんだなぁと感じます。ありがとうございます。

10月より尾関主事が復帰しました。また直に話し、祈ってミニストリーができる仲間がいることに改めて感謝したいと思います。

 

休暇~ミシガンへ■□

「聖書を読む」という単純な特効薬を発見した翌週、休暇をもらい、1週間、ミシガン州に行ってきました。ミシガン州を訪問した一番の目的は、イクイッパーカンファレンスの実行委員として過去2年間一緒に奉仕をしてくださっている友達の結婚式に参加するためでした。初めてのミシガン訪問でしたので、これを機会に、2箇所ほど、日本人の集まりを訪問してきました。

1つ目は、私の滞在していたアナーバーから西に車で1時間ほど行ったバトルクリークというところで行っているバイブルスタディです。毎週、さらに北西へ1時間半くらいのホーランドから、大学教授兼牧師の中嶋先生がいらっしゃり、バイブルスタディを行っています。参加をしている人たちはほとんど、主婦の方でした。小さいお子さんを連れていらしていました。自己紹介を聞きながら気づいたことは、多くの人たちは、日本からアメリカにいらして数ヶ月という方々。ご主人の異動で駐在員としてアメリカに来られたそうです。大体の予定は5年という方がほとんど。ご主人が仕事に出て、家に就学前の子どもと残されてすることがなく、外へ出ても英語がまだままならない状況、車の運転も自信がなく遠出は出来ず・・・。そのような状況で、日本語でのバイブルスタディがとても大きな息抜きの場になっているようでした。参加された人の中にはノンクリスチャンの方々も何人かいらしていたようです。その中から救われる人も起こされているようです。神様は「あえて」ここに送られるのだと思いました。また、中嶋先生と個人的にお話させていただきながら、主に在って「人を育てる」ことにパッションを持っていらっしゃる先生の姿にとても励まされました。

  Battle Creek Bible Studyもう1箇所は、アナーバーにある日本人教会です。ここはJCFNでよく奉仕してくださり、3年前に癌で亡くなられた姉妹が集っていた教会で、彼女の3周年記念礼拝に参加させていただきました。私は直接、彼女と一緒にミニストリーをする機会はなかったのですが、彼女のことを耳にすることは今でも多くあります。記念礼拝でのお母様やお友達の証を聞く中で、彼女は、本当に「一粒の麦」として地に落ち、そこから神様の働きが広げられ、また実が実っていっているのだと思いました。

そして、結婚式に関してですが、JCFN関連のカンファレンスで出会って結婚したおふたりということもあり、式会場には知った顔が多くありました。このように主の働きを通して出会った仲間の幸せな瞬間を分かち合わせていただけることをとてもうれしく思いました。しっかりちゃっかり、ピアノを弾かせてもらえたことも、楽しかったです。出会いや友との再会に、とても充実した気分転換の休暇となりました。これを経て、また、ミニストリーに励みたいと思います!

Wedding 

ec 08、ひたすら準備中□■

今、一番心を占め、ミニストリーを占めているのは、イクイッパーカンファレンスの準備です。いいチームに恵まれ、州を越え、海を越えての準備が進められています。ぜひ、奉仕してくださる実行委員、講師の先生方、参加しようとしているひとりひとりを覚え、お祈りください。

PRビデオです。 

 

 

今後のちひろの動き■□

これから年末にかけては、ec 08の準備一本ということで、本部ロングビーチにいることになります。日曜日には、ecの宣伝やファンドレイズのために南カリフォルニアの教会を訪問しに行くことになります。来年3月はAll Nations Returnees ConferenceANRC)のために、日本に一時帰国する予定です。

1115ec 08実行委員会(CA
1227日‐11ec 08CA
3All Nations Returnees Conference(日本)

 

お祈りください□■ 

♪感謝♪
特効薬と休暇を頂き、リフレッシュできたことへの感謝。
継続して、支援者が集められ続けていることへの感謝。

♪課題♪
人と連絡を取るときに、言葉の知恵が与えられるように。
ec 08の準備とそのリードが守られるように。
祈りと御言葉に専念することを最優先にできるように。
続けて経済的な必要が満たされていくように。

「別れのとき、出会いのとき」

 

「泣くのに時があり、ほほえむのに時がある。」伝道者の書34

 

調布教会のみなさま。いつもお祈り、サポートありがとうございます。月報デビューでき、感謝です。

9月と言えば、アメリカは新年度・新学期が始まるときです。つまり、新しい出会いが始まるとき。

JCFNオフィスから車で20分以内のところに大学がいくつかあり、日本人学生が多く在籍しています。

新しい顔ぶれに出会えるのを期待しています。

この季節、同じようにして出会った人たちとの別れのときもあります。

ロングビーチはロサンゼルス国際空港に割りと近いので、別れのときがやってくると、空港まで見送りに行きます。

日本国外に出て初めてイエスさまに出会った人たち、

また、クリスチャンとして一回りも二回りも大きくなった人たちが、日本に逆輸入されていきます。

 

つい先日、私がアメリカに来てからすぐの頃に出会い、6年間仲良くしていた友達が日本に帰国していきました。

最初の留学のとき、アメリカでクリスチャンになった彼女。

帰国後、家族に伝道し、家族もクリスチャンに。

再び、アメリカに留学してきたときに友達になることができました。

2度目の留学生活を通して、更にクリスチャン人生に磨きがかかった模様。

その場面に一緒に居合わせることができたことに感謝しています。

この夏、すべての学びを終え、神さまに促されるようにして日本に帰国することを決意しました。

空港で彼女とその友達とおしゃべりをしながら、別れを惜しみました。

そして、最後は決まって、祈りのとき。

「アメリカでも日本でも、どこにいても変わらない神さまが、行くところで祝福し守ってくださいますように・・・。」

彼女は、日本へ働き人として送り出されていきました。

出会いの後にやってくる別れ・・・。

でも、別れの先には神さまの大きなご計画があります。

そう思うと、大きな神さまの働きの中に加えていただいているのだと思わざるを得ません。

 

この夏、帰っていったすべての逆輸入宣教師たちに祝福があるように祈ってください!

また、これからの新しい出会いのためにも祈ってください。

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