ニュースレター2021年5月

　冒頭でお伝えした通り、GRC21が守られ、恵みの3日間をオンラインで過ごすことができました。最終的に173名の参加者が、日本、北米、英国、NZ、オーストラリア、ドイツなどの様々な国から参加してくださいました。
　「イエスの御名によって...」というテーマで御言葉が語られ、テーマの中にある「...」を、参加者がどのように神様から聞き、応答していくことができるのか、ということが問われる3日間となりました。間もなく、カンファレンスから1ヶ月が経ちますが、参加者の歩みが引き続き導かれ、励まされるようにと祈ります。
　今回、GRC21を準備する中で、実行委員会にとって、コロナ禍というのが、大きな影響をもたらしました。過去のGRCで、実行委員会が実際に対面で集まることなく当日を迎えたことはありませんでした。オンラインでも、もちろん必要なことを話し合うことはできますが、実際に集まることで生まれるチーム感というものがあるのも事実です。チーム感をなかなか体験することができない中での準備にとても苦労していましたが、当日の3日間を通して、オンラインでありながらも、「共に作り上げている感」を体験することができ、チーム感の生まれた3日間を過ごすことができました。振り返り、JCFN主事として、実行委員会のためにもっとできることがあったのではないかという思いがするのは否めませんが、それでも、実行委員たちの表情がオンライン上で変化していく姿を見、励まされた時となりました。
　GRC21は、3日間のカンファレンスが終わった今も続いています。カンファレンスでは、スモールグループとは別に地域別のグループの集まりが毎日ありました。その集まりでは、帰国者たちが続けて励まされるためにどんな取り組みをすることができるのかという分かち合いと、グループによっては具体的な企画がなされました。そして、今も、その分かち合いや計画が続いている報告を受けています。今後の展開が楽しみです。
　GRC21の集会や分科会はYoutubeでご覧いただくことができます。https://www.youtube.com/grc-jcfn

　JCFNの年次合同主事会は今年も昨年に引き続き、オンラインでの開催となりました。30周年となる今回の合同主事会が、いつもと少し違ったのは、3月中旬から約1ヶ月半に渡って行われたということです。第1弾として、外部ゲストを迎えてのコンサルティングを受け、どのように団体としての物事への取り組み方をより良くしていくことができるのかを考えました。第2弾は、日米英の協力主事も迎えた交わりと話し合いの時間。そして、第3弾と第4弾は主事と主事候補での話し合いと祈りのときとなりました。
　特に、オンラインでの働きが主流となったこの1年間の働きを受け、JCFNとして、このオンラインの動きを帰国者フォローアップにおいてどのように今後も取り入れていくことができるのかに注目しました。いずれ、対面で会うことが通常になっていくとしても、距離や時差を越えても繋がりを作り、継続していくことができる「オンライン」というツールは、帰国者フォローアップにおいて欠かせないものになると思います。技術面においても、また、帰国者をサポートする機会においても、神様から与えられたものの良き管理者となることができるようにと祈ります。

　今年、30周年を迎えたJCFNですが、長らく、新しい主事が与えられるようにと祈ってきました。この2年の間に、主事候補が2名与えられ、サポートレイズを募っていましたが、その内のひとり、古屋詩織主事が4月1日付けで日本主事として就任されました。4月29日には、コロナ禍のため、オンラインという形ではありましたが、就任式を執り行うことができ、日本全国だけでなく、世界各地から、共に新しい主事が加えられたことへの神様への感謝と、これからの期待を祈る、素晴らしい時間となりました。引き続き、北米主事としての就任に向けて準備を進めている土田大介主事候補のためにもぜひ、適切なタイミングに就任することができるようにお祈りください。

　これまで開催した2015年、2018年のGRCでは、メインのカンファレンスのスケジュールの前後に、特別プログラムとして、教職者や信徒リーダーを集めた集まりを行ってきました。前回GRC18より「C-link」という名称でプログラムを行い、集まった方々を中心に、帰国者を切り口とした新しい宣教の可能性やネットワークが生まれることを期待してきました。
　今回、GRC21では、C-link21を5月の連休期間ではなく、別の日程で行うこととし、7月にオンラインで開催することになりました。C-link21では、「オンライン礼拝＆オンライン教会〜オンラインによるアプローチを神学的に検証〜」ということをテーマとして、2週に渡って開催します。コロナ禍でオンライン対応を迫られた礼拝、そして教会、この状況はやむを得ないこととして捉えることなのか、それとも、オンラインの機会を見せられた神様は教会に何かを考えるように導いておられるのか、そのような対話を行っていくことになりました。
　帰国者に思いのある方、また、同時に、このトピックに思いのある方はどなたでも参加が可能ですので、ぜひ、詳細をご覧ください。https://sites.google.com/view/c-link21/home

　最後に、岡田家の近況をお伝えします。いつも家族のことを覚えてくださり、ありがとうございます。
　長女・咲希は4月より、幼稚園の年中になりました。幼稚園に自分より小さいお友達が増え、「お姉ちゃん」の自覚が以前よりましてきたような感じを受けます。4月に2歳を迎えた、次女・佑唯は、この数ヶ月で本当によくおしゃべりするようになりました。保育園ではクラスで誕生日が最も早いので、良くも悪くもリーダーっぷりを発揮しているようです。コロナ禍での高校の取り組みも2年度目となった夫・朋記は引き続き、状況に対応しつつ忙しい日々を送っています。
　GRC21一色の4月〜5月は家族の協力があり、日々を過ごすことができました。家族の健康や環境が支えられていることに、背後に祈りに覚えてくださる方々の姿を思います。ありがとうございます。