ニュースレター2021年9月

　以前、「R35+」という集まりが始まったことをお伝えしました。7月に1回目の集まりを行い、8月にミニストリーについて考える会を行いました。集まりを経て、35歳以上の帰国者が安心して集まる環境を求めていることが分かりました。ミニストリーの運営に関わるコアメンバーを新たに募集し、新しいメンバーを加えることとなりました。
　考える会を行い、集まった人たちが何を必要としているのか分かち合いをする中で、いかに、このコロナ禍でオンライン化や自粛が推奨される中で、本来必要である「無駄」に思えることがなくなっていたのかを思いました。多くの人たちが「雑談」を必要としていました。オンラインで仕事をし、対面で会っているときには自然と雑談が生まれるものですが、オンラインミーティングの場合には、集まりが終わればオンラインでの繋がりはぱったりと切れてしまい、必要以上な会話はありません。実は必要な無駄に見える雑談のときを安心して語り合える、大人な帰国者の集まりを必要としていることが分かりました。R35+が大人な帰国者たちにとって、安らぎを得、また成長する機会となるようと期待します。
　2回目となる次回のR35+は11月23日にオンラインで行われます。大人な帰国者の皆さん、ぜひ、お集まりください。

　各地域の帰国者ミニストリーはオンラインで継続されています。9月18日に東京の帰国者集会GiFTのオンライン集会が行われました。今回のテーマは「仕事とクリスチャン」でした。60名くらいの参加者がありましたが、多くの新しい顔ぶれが参加していました。仕事というのが帰国者にとって、とても重要なトピックなのだと思いました。帰国者の多くが、学生としての海外生活を終えて、帰国後は社会人として働きます。クリスチャンとして働くこと、また、帰国者としての経験を持つ中での導きについて、メッセージを聞いて学び、そして、スモールグループでの分かち合いを通して励ましを受けるときとなりました。引き続き、働く帰国者にとって励ましの場としてGiFTが用いられるようにと祈ります。（冒頭の写真は、GiFTの集合写真です。）

　関西では、9月25日にANRKのオンライン集会が行われました。今回のテーマは「Re:Creation」ということで、新しくされたことを思い巡らす時となりました。アイスブレイクでは、海外にいって変わってしまった自分をおもしろおかしく分かち合い、皆で、楽しむ時間となりました。また、証とスモールグループを通して、イエス・キリストによって新しくしていただいた歩みと、歩みを続けることの大切さを学びました。帰国者たちが多くの励ましを受けている様子を垣間見ました。
　スモールグループの中で、アメリカでの交換留学中にクリスチャンになり、コロナ禍で帰国した大学生と出会いました。なかなか、帰国後に教会探しをすすめることができないでいましたが、なんと、今回同じスモールグループの中に、その学生と同じ地域の方が参加されていて、その場で翌日曜日に一緒に教会に行く約束をしました。学生の安堵の表情に、地域集会の大切さを確認させていただきました。地域集会がこれからも用いられるようにと祈ります。

　岡田家を覚えてくださり、感謝いたします。夏休みを終え、子どもたちも、夫も、2学期を元気に過ごしています。8月は夏休みを利用して、昨年は訪問することができなかった、夫の実家である金沢を訪問し、孫たちと一緒に遊んでもらうことができました。また、道中、帰国者ファミリーが開拓している富山の教会を訪問しました。また、金沢にある教会に出席し、今後帰国者が訪問する時にむけてのご挨拶をさせていただきました。コロナ禍で、限られた訪問になりましたが、良い時間を過ごすことができ感謝です。