調布バプテスト教会
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ちひろこらむ: 2010年2月アーカイブ

「和解の使節」

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「神は、キリストによって、私たちをご自分と和解させ、また和解の務めを私たちに与えてくださいました。すなわち、神は、キリストにあって、この世をご自分と和解させ、違反行為の責めを人々に負わせないで、和解のことばを私たちにゆだねられたのです。こういうわけで、私たちはキリストの使節なのです。」Ⅱコリント5:18b-20a

 

昨年末、JCFNのイクイッパーカンファレンスはお休みでした。同じ日程、JCFNの発祥の地である「アーバナ宣教大会」(ミズーリ州セントルイス)に参加し、日本人集会の取りまとめをしました。

アーバナ宣教大会は、3年に一度開かれる北米大学生と大学生に関わる人たちのためのカンファレンスで、2009年は1万7千人の学生が集まりました。5泊6日のカンファレンスで多くのことが語られ、経験しましたが、中でも最終日の夜の全体集会で聞いた証に圧倒されたのがハイライトでした。証をしてくれたのは、名古屋で神学校校長をしているマイケル・オーさんという韓国系アメリカ人の方でした。彼の祖父は日本が韓国を圧迫していた只中の人。父親には日本名が与えられ、日本製のものを持つことも毛嫌いするような日本嫌いでそのことを息子であるマイケルさんにも伝え続けていたそうです。親から言い聞かせられたことや、大学院時代に調査で日本が近隣国に戦時中にしてきたことを更に詳しく知る中で、日本に対する憎しみが自分のものとなりました。しかし、そのようなマイケルさんに対し、神様が聖書を通して語ったことは、「あなたもわたしの敵だったのではないか?わたしの子を十字架につけたのではないか?あなたはわたしの恵みに値することを何かしたのか?」ということでした。そして、いかに自分を正当化し周りを裁いていたのかということ、神様の前に自分の罪を横において周りを憎んでいたのかということを思わされたそうです。和解は神様の前に自分の罪を認めることから始まることを伝えてくれました。そして、彼はスタジアムに集まった1万7千人の前で、日本語で「愛する兄弟姉妹のみなさん。私を赦して下さい。」と伝えてくれました。そして、キリストが十字架で流された血潮によって、神様と私たち、私たちと周りの国・人々と和解することができるということを伝えてくれました。その証を聞く中で涙が流れてきました。謝るべき日本人の前に赦しを請う姿だけでなく、その背後に、土台にある神様の圧倒的な赦しの大きさにへりくだらされました。

和解の使節として呼ばれている福音を受け取った私たちが、その和解のメッセージを携えていきたいと思いを新たにされました。

 

(英語ですがメッセージを聞くことができます。)

 

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