調布バプテスト教会
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ニュースレター: 2011年5月アーカイブ


前回から間が開いてしまってのニュースレターになってしまって大変失礼しました。3月11日の東日本大震災の後、何にフォーカスするべきなのかを探られる1ヶ月以上を送っていました。今、私に任されていることを再認識し、神様の呼びかけに忠実に従うことの必要性を思わされた日々を過ごしていました。気を取り直して、これまでの歩みを振り返ります。


■2011. 3. 11■□

今、アメリカの地でできること、それが何であるのかを探られるときを3月11日以降過ごしてきています。直後よりも落ち着いてきているものの、日々神様に聞きながらのときが今も続いていると思います。インターネットのニュースで流される情報に目を留めながら、私の知っている日本の姿でなくなっている様子にショックを受け、「ここからどうなるのだろうか・・・」という問いが祈りとして常に心の中にある日々を過ごしています。そのような中で、「津波のあとで」という2004年にスリランカを襲った津波被害を受けた神学者アジス・フェルナンドの小冊子から励ましを受けました。どのように具体的に祈っていったらいいのかを教えられました。神様ご自身がこの状況で一番心痛められているということ、そして、神様に「どうして?」と問うてもいいということ、その基本的なことを教えられました。この未曾有の状態の中で神様の栄光が現されるようにと祈ります。

アメリカでできること、それは1にも2にも祈ることだと痛感させられています。これほど、アメリカにいて日本のことを遠く、同時に近く感じさせれることはありません。母の実家が福島だということで、それまでは「子どもの時に訪ねていた田舎」と思っていただけの場所が、あまりに身近に感じられて、執り成すときに涙を流すほどに変わりました。まるで、神様が心を私の内に植え付けてくださったようで、このきっかけが目覚ましのように感じられておます。留学している学生の中にも津波の被害を受けた地域出身の方がいます。様子を聞きながらまた身近に感じつつ祈らされます。確かに、3月11日が日本だけでなく、海外にも影響を与えています。日本のために執り成す人が起こされ、各地でチャリティーが行われています。これほどまでに日本が注目され、神様の御手があるように祈られてきた時はなかったように思います。全てにおいて神様の御心がなりますように。

ぜひこのビデオをご覧ください。福島で地震・津波・原発からの非難という三重の被害をうけた教会牧師のインタビューです。


□出前伝道□■

4月半ば、ロサンゼルスから北西2時間ほどのところにあるサンタバーバラという町に行ってきました。ロサンゼルスには日本人が多く在住しているので、日本人教会が数多くあります。そして、教会間の学生たちの交わりや、共にリーダーシップ訓練を受けたり、伝道したりする機会があります。ロサンゼルス市内から少し離れるサンタバーバラには日本人教会が1つだけですが、市内の大学には多くの日本人が留学しています。そこで、ロサンゼルスのクリスチャン学生たちで、サンタバーバラに応援に駆け付けようということになりました。総勢11名で日帰り小旅行に出かけてきました。サンタバーバラの教会では隔週の金曜日の夜にノンクリスチャン対象にした食事と交わりの時間を持っています。その日の合わせ、交わりに加えていただきました。プログラムもそのままロサンゼルスの学生たちがとりまとめ、食事・ゲーム・賛美・スモールグループ・メッセージの時間を持ちました。なかなか共通点のないサンタバーバラ組とロサンゼルス組ですが、大きな共通点は「日本から離れたところで震災を体験した」ということでした。その共通点をもとにスモールグループで分かち合いをしました。中でも、福島出身の学生(ノンクリスチャン)が分かち合ってくれたことが印象的でした。「家族の安否の不安、今は必要に関して皆が関心を持っているが、復興が進み、必要が満たされた時には、この時のことを忘れてしまうのではないか...。こんなことを思っていることすらも、身近の大学の友達にも言うことができなかった。話していいんだって思った...。」そのように語る彼女の姿を見て、今こそクリスチャンが隣に座り、話を聞き、共に祈ることができる特権と責任を感じました。海を越えて震災を体験した人たちへの「Ministry of Presence(存在を通してのミニストリー)」が求められているときだと感じています。今回の訪問をを通して、教団や教会、場所を超えた励まし合いの大切さを体験することができました。その体験を学生たちと分かち合うことができたことも祝福でした。引き続きサンタバーバラでの働きのために、またロサンゼルスのクリスチャン学生たちの成長のためにお祈りください。


■シアトル訪問■□

4月末、学生伝道ミニストリーのコンサルティングのためにシアトルに行ってきました。ここ数年の動きとして、東京と大阪にあるツーリズム専門学校の学生が10ヶ月間の研修を行い、その期間に複数の学生がクリスチャンになり帰国していくというサイクルができています。その大きなきっかけとなっているのが「JxJ(Jesus x Japan)」というミニストリーです。数年前に学生伝道に重荷を持った青年たちが教会を超え集まり、草の根の働きとして始まりました。毎月1回、学生たちを招いてゲーム、食事、賛美、証の時間を持っています。また、他の時間にも個人的に時間を過ごすようにしたり、バイブルスタディの時間を持ったりしています。関係を深めていくことで、キリストを分かち合っています。伝道をしている学生たちの一生懸命な姿や心に、神様が注いでいる熱心さを知り、かえってこちらが励まされました。毎年この時期にJxJのコア、サブコアメンバーが集まってビジョンの確認と今後の計画を立てています。今回、招かれて、「教会とミニストリーについて」と、「ミニストリーにおいての男女の関係について」という2つのトピックのセミナーを担当しました。総勢20名ほどが集まりました。学んだことをスモールグループに分かれて分かち合いました。今まで気づいてなかったこと、考えていなかったこと、また考えていたけれど口にできいなかったことを分かち合う良い機会になったようです。学びの後、ビジョンの確認、コミットメント(関わること)の確認、半年間の計画を立てる時間を持ちました。これまでを振り返り、何を続け、止め、改善し、新しく取り入れるべきなのかをグループ別れ話し合い、その中で取り組むべきことの優先順位をつけていきました。日頃、リーダーとのスカイプでのやり取りでのみ知っているJxJですが、実際に関わってい一人ひとりと出会っていく中で、神様が確かにこのミニストリーとシアトルでの福音宣教の働きを祝福してくださっていることを思いました。ミニストリーに関わっている人たちの多くは学生です。またJxJを通して救われた人たちも関わっています。ますます祝福されることを祈ります。

この機会にシアトルにある日本人教会、牧師を訪ねてきました。シアトルの特徴として、教会を越えた牧師たちの交わりがあることがあげられると思います。シアトルに複数ある教会が協力して神様の働きを進めていることに励ましを受けました。ますます、シアトルの地が祝福され、日本人の魂が救いに預かり、キリストの弟子として成長していくことができるように祈ります。


□今後のちひろの動き□■

お伝えした通り、3月半ばより、住まいをオフィスから車で10分ほどのところに移しました。4月より、事務主事が与えられました。他の2人の主事も第2児出産、また結婚と、大きな変化を迎えています。アメリカ主事会の中での大きな変化に伴い、私自身の働き方も変わってきています。どうぞ、神様の喜ぶ形で主にお仕えすることができるようにお祈りください。

6月18日‐19日:ec11実行委員会(カリフォルニア州)
7月17日:メッセージ奉仕(ロサンゼルス合同教会)
7月28日‐30日:WIT11(カリフォルニア州)
12月27日‐1月1日:ec11(カリフォルニア州)


■お祈りください■□
♪感謝♪
◆    それぞれの旅路が守られて感謝。
◆    継続して、支援者が集められ続けていることへの感謝。

♪課題♪
◆    変化の中、神様の呼びかけに忠実でいられるように。
◆    派遣教会である母教会・調布バプテスト教会のために。
◆    引き続き、継続的に経済的に支えてくださる方が与えられるように。

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