ニュースレター2010年11月

Happy Thanksgiving!8月末から始まった約2ヶ月間の日本滞在を終え、アメリカにまた戻ってきました。時差ボケと格闘しながら11月を迎え、ようやく、アメリカでの生活と仕事に戻ってきた感覚を受ける今日この頃です。日本滞在を覚え、お祈りくださりありがとうございます。

■日本への旅・序章~自分のいるところを知る■□

毎年日本に帰っているものの、夏の帰国は4年ぶりでした。久々の夏の帰国を迎えてくれたのは、記録的な猛暑。日本に発った日、南カリフォルニアは夏とは思えない涼しさだったので、成田空港についた瞬間に体感した暑い空気に、一瞬呆然としました。日本の暑さと湿気、そして蚊の攻撃に対し、私の体は対応しきれず発疹。かかった皮膚科で伝えられたのは「体質が日本の気候に慣れていない」ということ。体質が変わってしまう程の長い間、日本を離れていたということを改めて実感しました。

ある朝の、JCFN東京事務所への道のり、新宿駅構内で困っている様子の外国人3人組に出くわしました。そこで、助けになれればと英語で声をかけました。その時の私の心境は、「英語が話せるから助けになれる」というもの。しかし彼らの「このホームのこの電車に乗ったら富士山にいけるの?」との返答に、答える術がありませんでした。私は電車で富士山に行ったことがなく、新宿発のどの電車に乗ったらいいかなんて、全く見当がつきませんでした。その時ハッとさせられたのは、英語を話せるからと言って「助けになれる」というのは間違った考えで、自分の居場所を知って初めて、人の手助けができるということでした。

この2つの気づきを通して、帰国者フォローアップに関わるにあたって、まず、自分のいるところを知っていく必要があるということを思いました。日本について伝えていくには日本のことを知ること、信仰について伝えていくには、信仰生活をきちんと知っていくこと。それがあって初めて、人に関わっていくことができることに気づかされました。マンネリなフォローアップ、信仰生活はないのだと、思いを新たにさせられました。

□日本への旅・前半~HOME□■

日本滞在の前半は、主に東京に滞在でした。東京、神奈川で展開されているJCFNスモールグループを訪問しました。今回の日本への旅で、私には一つの課題がありました。年末のecで流すことになっている、日本にいる帰国者からの「待ってます」ビデオに必要なメッセージ集め・・・。スモールグループを訪問し、帰国者からのメッセージをもらいながら、彼らの帰国直後、そして今の歩みを少し聞かせてもらうことができて、感謝でした。印象的だったのは、皆、帰国直後に大変なところを通っていたと思うけれど、それよりも増して、今神様が通してくださっている祝福への感謝と、これから帰ってくる人たちが期待を持って帰国できるようにとの励ましとに、実際に帰国を経験している人たちの声の力強さを思いました。今年のecに参加する人たちがこのメッセージを受け、主に期待を以って、整えられて帰国する事になることを期待します。


■日本への旅・後半~日本全国津々浦々■□

後半は、北は北海道、南は福岡まで、日本全国津々浦々を旅し、帰国者を訪問し、帰国者をフォローアップしてくださっている方々に感謝とビジョンを語り、新たにネットワークに加わってくださる方々に働きを伝えて周りました。猛暑で始まった旅も、巡回が終わる頃には秋めいた気候に変わっていました。

●東海訪問●

東海地区では、愛知県でINSPIREUNION(通称:インスパ)という帰国者フォローアップのために集会があります。集会の企画運営に関わっている中心メンバー約10名と会い、お茶を飲みながら、日頃ミニストリーに関わってくれていることの感謝を伝える機会が与えられました。中心メンバーは皆帰国者。それぞれの証を聞き、東海地区でどのように帰国者フォローアップがされているのかを聞きました。気づいたことは、当たり前のことかもしれませんが、地域によって、帰国者が通る道のりは違うということ。東海地区の特徴は、教会総数が少ないということと、インスパ中心メンバーは全員違う地域の教会につながっているので、集会を通して、個人レベルでフォローアップを実践しているということ。また、浜名湖バイブルキャンプで行われた「コイノニア」という別の帰国者の集まりとの合同で修養会が行われました。そこで、メッセージ奉仕をさせていただきました。

●福岡訪問●

九州で訪問できたのは福岡だけでしたが、福岡では数名の帰国者と会うことができました。仕事や家族の関係で、帰国後、福岡に移った帰国者たちがいます。クリスチャンとしてのコミュニティを見つけていくだけでなく、新しい地域や生活スタイルに対応していかなくてはなりません。福岡にいる帰国者クリスチャンたちがお互い励まし合いながら、共に変化を通っていけるようにと願っています。

●関西訪問●

私がメンタリングに関わっていた姉妹が2人、関西に帰国しました。実際に彼女たちに会い、帰国後の様子をそれぞれの場所で聞き、一緒に祈ることができました。教会は見つかりましたが、今後、自分の地域で共に成長していける仲間を見つけていくことが課題です。今は、アメリカの地からスカイプでそれぞれと2週間に1度話し、祈る関係が続いています。ですが、同じ地域に友がいることはとても大切なことです。教会内で、または地域で、何でも話せ祈り合える信仰の友が与えられるように引き続き祈っていきたいと思います。また、関西ではANRK(All Nations Returnees関西)という集まりが、ANRCの後に生まれました。来年9月に関西地区のカンファレンスを開催しようと準備を進めています。その中心メンバーとお会いすることができ交わりの機会が与えられました。どうぞ彼らの準備のためにお祈りください。

●北海道・東北訪問●

旅の仕上げは、北海道と東北訪問でした。それぞれの場所で帰国者に会うことができました。中でも、RIM(リターニーズ inみちのく)という東北初の帰国者修養会直後に訪問したので、皆、これからに期待している様子がうかがえて励まされました。また、何人かの地域の牧師とお会いし、JCFNの働きの紹介と今後の帰国者フォローアップの協力のお願いをしました。実際にお会いし、帰国者がどのようなところを取っていくのかを伝えていく中で、神様の働きを認めて下さる様子を目の当たりにしました。実際にお会いして伝えていくことの大切さと、神様の働きを伝えていくことの力強さとを思いました。新しい出会いが与えられたことに感謝します。

文字通り、今回の日本巡回は日本縦断の旅となりました。永住権が与えられ、日米の行き来がしやすくなかったこともあり、今回、日本巡回の役目が与えられました。日本に行って、実際に帰国者に会うことが帰国者への励ましになるだけでなく、私自身にも働きの目的を確認するために大切なことであることを実感しました。次回の日本巡回は未定ですが、楽しみです。

2ヶ月間、旅も多かったですが、家族や母教会の方々との交わりの時間が与えられ、感謝です。日本各地でお会いした方々、ありがとうございました。残念ながらお会いすることができなかった方々、失礼いたしました。また次回、お会いできることを楽しみにしています。また、引き続き、皆さんの近況をお伝えください。私も皆さんを覚え、祈っています。

□今後のちひろの動き□■

アメリカに戻ってから、ec 10モード一色です。これから当日に向けて集中した準備が進められています。変わらず、ロングビーチのアパートに住み、アーバインの新オフィスに通っています。車を運転する時間が増えました。日々の働きが守られるようにぜひお祈りください。次の旅の予定はまだありません。

12月27日‐1月1日:ec 10(カリフォルニア州)

■お祈りください■□

♪感謝♪
 日本への旅、日本巡回が守られたことの感謝。
 キリスト者の集いで救われた魂が起こされたことの感謝。
 継続して、支援者が集められ続けていることへの感謝。
♪課題♪
 常に従順に神様の声に従っていけるように。
 派遣教会である母教会・調布バプテスト教会のために。
 equipper conferenceの準備のために。
 日本で出会った帰国者、同労者のために。
 引き続き、継続的に経済的に支えてくださる方が与えられるように。

このブログ記事について

このページは、COが2010年11月29日 10:49に書いたブログ記事です。

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