ニュースレター2010年4月

 

2ヶ月弱の日本滞在を終え、アメリカにまた戻ってきました。日本での時間は、家族や母教会の方々と過ごす時が与えられたり、帰国者との再会がありと充実した日々でした。時差ボケといまだ格闘中。では、日本での出来事を中心に宣教報告です。

■再会@Urbana 09同窓会+関西への旅■□

2月、日本に到着後に最初の働きは、Urbana 09同窓会でした。日本からツアーで参加していた方々に声をかけ、関東(写真左)と関西(写真右)の2箇所で同窓会を行うことができました。それぞれの場所で、思い出の詰まったスライドショーを見ながら、アーバナで神様が体験させてくださったこと、教えてくださったこといもう一度静まる時間を持つことができました。中でも、それぞれが語られたことを受けて具体的な一歩を踏んでいる姿に、神様は喜んでくださる思いがしました。引き続き、ツアーに参加された方々の歩みを覚えお祈りください。

アーバナ同窓会のための関西訪問だったので、たった2日間の滞在でしたが、その間に帰国者との再会、教会訪問を含めることのできた有意義な関西への旅となりました。ニューヨークからの帰国者Eちゃんの家に泊まらせてもらいました。Eちゃんは私がまだ留学する前に参加した9年前のec 01で同じスモールグループの仲間。年齢が同じことや同時期に神学校に行っていたことから、親しくしていました。10年以上のアメリカ滞在を終え、昨年の夏に帰国しました。半年間どのようなところを通ってきたのかを聞き、一緒に祈ることができました。帰国後にいろんな変化を通る中で何が彼女の助けになったのか、今関わっている教会に落ち着くのに決めては何だったのか、などを聞かせてもらい、短い時間で濃い交わりのときとなりました。特に印象的だったのは、「自分の賜物を用いてほしい」という彼女の発言。帰国後、教会に行き始めたものの、属している感覚を得ることができていなかったそうです。そこに変化が訪れたのは自分の賜物が用いられる形で奉仕に関わるようになったこと。なかなか「自分の賜物はこれです!」という話題になることは難しいかもしれません。日本で帰国者を迎え入れる人は、帰国者が帰国前にどんな事に関わってきたのか、何に重荷があるのか、賜物が何なのかなどを意識的に聞いてみたらよいのかもしれません。また帰国していく人や送り出す側にとっても、帰国者が客観的に賜物を含め、自分自身を見つめ、説明できるように備えることも大切な帰国準備の1つであるように思いました。Eちゃんのため、また帰国者のためにお祈りください。


□equipper conference10実行委員会Kick off!□■

いよいよ3月より、2010年年末に行われるイクイッパーカンファレンス(以下、ec)の実行委員会が始動しました。2010年ecで、記念すべき10回目を迎えます。新実行委員長・佐伯良樹協力主事の指揮の下、良いスタートが切られています。実行委員もほとんどのメンバーが出揃ってきました。遠隔州・国のメンバーで構成されている実行委員会のコミュニケーションのほとんどがスカイプ(インターネット電話のようなもの)でなされています。良いチームビルディングがなされ、コミュニケーションが守られるようにお祈りください。現在は、それぞれが与えられている聖書の箇所を読み、祈りつつ、カンファレンスの要となるテーマについての話し合いがなされています。話し合いの中にいながら、ec 10に送られる参加者たちが神様によって変えられていく姿が今から見えるようで楽しみです。今回は講師として、日本から聖書講解講師として中川健一師(ハーベスト・タイム・ミニストリーズ主幹)、タイから大里英二師(日本バプテスト同盟宣教師)、アメリカ・ニュージャー州から錦織学師(ニュージャージー日本語キリスト教会牧師)をお迎えします。講師の方々の準備のためにもぜひお祈りください。
ec 10に関する詳細はこちらから。

■ANRC 10のこと。帰国者のこと。■□

オール・ネイションズ・リターニーズ・カンファレンス(ANRC10)のためにお祈りいただきありがとうございました。3月19日前日にフォーラム、20-22日に本大会が埼玉県熊谷市で行われました。昨年に上回る600名以上(同窓会のみの参加者を含めると700名近く)の参加者が与えられました。今回は、テーマを「One Body, Many Parts一つのからだ、多くの部分」と掲げ、帰国者、送り出す人、受け入れる人とが一つのからだとして繋がっていること、またキリストのからだを担う部分として私たちがあるということを思う時となりました。ひたすら裏方での参加になりましたが、帰国した間もない参加者たちと再会し、カンファレンス中に変えられていく帰国者たちの顔を目の当たりし、裏方の大変さも吹っ飛ぶ思いがしました。ANRCのすごいところは、ただ帰国者が励まされるだけでなく、そこでできたネットワークがそれぞれの地域に戻っても継続され、今度は自分達の地域に帰ってくる帰国者を受け入れるための更に小さい網目のネットワークになっていくということ。実際に、東北ではRIM(Returnees inみちのく)、栃木ではRIT(Returnees in栃木)、NNS(新潟・長野・静岡)、ANR関西などなど、各地域にANRCからの実が実っています。各地域の働きが励まされ、続けられていくようにお祈りください。

こちらからANRCの集会の様子をビデオで見ることができます。

ANRC10後にカナダからの帰国者Mさんと会う機会がありました。JCFNにフォローアップの依頼があり、それまで面識のなかった方でしたが、住まいが実家に近かったこともあって、お茶をする時間が与えられました。8年前に2ヶ月間だけ滞在したカナダでクリスチャンと出会い、信仰の決心にまで導かれました。帰国後、教会に集っていましたが、家族の理解が受けられなかったこと、結婚相手がクリスチャンでなかったこと、その他様々な変化の中に、「キリスト教には興味がなくなった」ということでした。しかし、神様の不思議な導きの中、Mさんと実際に会うことができ、いろいろと話をうかがうことができました。本当に興味がなくなっていたら、クリスチャンの私と会うことすらしていなかっただろうと思うと、必ず、彼女の中に植えられている福音の種があると思わされて仕方がありませんでした。Mさんが帰国した8年前に個人的にフォローアップを受けてたらという思いもありますが、同時に、この過程を通ることで彼女が更に神様に引き寄せられ、神様に栄光が帰されるのかな、とも思いました。後日、彼女のフォローアップの依頼を送られたカナダ人の方からメールがあり、私と会ったときのMさんからの感想を転送してくれました。『今は時間がなくて教会にも行けないし、神様をもう信じていないけれど、ちひろが祈った時に、何か強いものを感じた。そして、それは神様の力だったのかもしれない。いつか神様に歌いにちひろの勧めた教会に行く日が来るかもしれない。』ということでした。彼女が生きたイエス様を個人的に体験できるように祈らされます。どうぞ、Mさんのためにお祈りください。

ANRCのような場所に参加できる帰国者。またMさんのように離れてしまっている帰国者。その両者に関わり、神様は私にどのように帰国前の人、帰国後の人に関わってほしいと願われているのかと考えさせられます。神様が興味があるのは人です。その人が神様と関わり続けられ、神様の思いに従っていけるように、常に敏感に人に関わっていきたいと思う今日この頃です。神様の御心がなされますように・・・。


□今後のちひろの動き□■

永住権申請のために続けてのお祈りを感謝します。日本を出発した4月6日の朝、弁護士からのメールを受け取り、申請が受理されたとの報告を受けました。アメリカに戻り、自宅アパートの郵便受けにピカピカに光った「グリーンカード」が入っていました。実は3月の時点では、以前提出した書類をそっくり移民局がなくしてしまったとの連絡が入っていたので、その後の進展の速さに驚いたと共に、神様の御業の何物でもないということを実感させられています。お祈りを本当にありがとうございました。永住権を取ったことで日米の行き来がしやすくなると思います。今回、日本に行き、実際に帰国者に会うことの大切を身にしみて感じました。ミニストリーの幅が広がることを期待しています。これからのミニストリーのために、ぜひお祈りください。

また、北米本部のオフィス引越しのことを前回書きましたが、引き続き皆さんのお祈りが必要です。次に移るべき場所が与えられるように、また、神様の促しに従順に従うことができるようにお祈りください。

4月17日‐18日:集中北米主事会
5月27日‐6月1日:日本一時帰国(休暇)
6月5日‐6日:ec 10実行委員会(カリフォルニア州)
6月10日‐13日:日米合同主事会(カリフォルニア州)
7月22日‐24日:WIT10(カリフォルニア州)
12月27日‐1月1日:ec 10(カリフォルニア州)

■お祈りください■□

♪感謝♪
 永住権申請が受理されたことの感謝。
 日本への旅が守られたことの感謝。
 継続して、支援者が集められ続けていることへの感謝。

♪課題♪
 昼に夜に御言葉を口ずさむことができるように。
 派遣教会である母教会・調布バプテスト教会のために。
 日本で出会った人たちのために。
 引き続き、継続的に経済的に支えてくださる方が与えられるように。

このブログ記事について

このページは、COが2010年4月28日 02:53に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「Newsletter, April, 2010 (English ver.)」です。

次のブログ記事は「One Body, Many Parts~一つのからだ、多くの部分」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.2.13